霊務3
兎ど死 日記
【里子とオッサン-1】





「ハーイ!
始まったよ~
久々の日記!

みんな元気にしてたん?」








「え…?な…?あ…?」








「どーしたのオッサン?
顔青くして?

ついにリストラでも
くらった?

キャハハ!!」










「れ、れ、れ、れ、
礼子君!!

ヒイ出た~~~!!
ナンマンダブ
ナンマンダブ!」








「なーにやってんのよ
相変わらず…

だらしないなあ」










「ど、ど、ど、どーして
君がここにいるんだ!

生まれ変わったハズじゃ…」











「ああ、私はただの
残留思念よん。

それがちょっと
娘の霊体を借りて、
姿・形も変えて
こうしているわけよ」










「そんな、
里子君の体を
借りるなんて
ムチャクチャ…」










「大丈夫。
借りるのは
一週間パックに
しといたから」











「TSUTAYAじゃ
ねーんだよ」
< 350 / 359 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop