霊務3
「里子と愉快な仲間達-8」






すると、
いきなり一斉に
歓喜の声が響き渡った!








「ヨッシャア!!!!!

やったぞ!!
俺はやったぞ!!!!」








ワー!!!!








今までどこに居たのか?




いたるとこから
霊がバンザイしながら
湧き出てきた。









「なっなっ……」









里子が驚いてるのも
お構いなし。





全く無視して
みんなで祝杯を
上げている。









「俺達だけの力で
人間を脅かしたぞ!!」









「どうだ!!!

姉御が居なくても、
俺たちだって
出来るんだ!!!」









「バンザーイ!!
バンザーイ!!

あ、オナラ出ちゃった」










ワイワイやっていると
一匹の霊がこちらを見た









「あれ?

あの人間
逃げませんぜ?」









「本当だ
こっち見てるみたいだ」









「まさか!
ウチらの姿が
見えるワケないだろう。

俺らは
レベル1なんだから」








そんな事を
話し合っていると、
そこにオジサンが
横から話に入った。










「ゴホン。
いいかな君達」









オジサンの姿を見ると、
今度は逆に
霊達が声を上げた。









「あ!!!
アナタは……!!

どうも!
お久しぶりです!」









騒いで居た霊達は
ビシっと挨拶をした
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