霊務3
【霊務-4】





ボン!







その話が
始まると同時くらいか?

高い机に
熊のような大男が
現れた。









「わっ…何?!」









突然何もないとこから
煙のように現れた
この男を見て、

少しだけ
ビックリしてしまった。









そんな様子をよそに、
メガネのオジサンは
話を続ける。









「え~~っと。

ちょっと
言いづらいだけど、

君もう
死んじゃってるんだ」










え?








それを聞くと、
耳を疑ったように
聞き返した。









「死んでる…?
私が?」









すると今度は
大男の方が喋り出した。










「あ~お前さんの情報だ

・諸星里子・
・20歳・
・死んだ日は8月19日・
・死因は病死・

まだまだ若いのに
可哀想だったな」
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