霊務3
「里子と愉快な仲間達-12」






同時に
レベルの高い霊に、

勉強の為、
一度は会ってみたいと
思っていた。









「あの…田中さん…

位が高い霊は
この学校に
いるんですか?」








どうせ来たなら、
その人の霊務ぶりも
見てみたいもんだ。








すると、
今の質問は
オジサンより
霊達が先に答えた。








「ざーんねん!!

前は姉御がいたけど
今はオイラ達だけさっ」









「そーさ!
俺たちゃもう
姉御にばっか
頼ってられねえ!

自分達の場所くらい
自分達で守らなきゃな!」








「だから今はもう
霊務レベルは
高くて2しかいないぞ~

でも低くてもいいさっ
今が楽しっきゃいい♪

お♪れ♪た♪ちゃ♪
い♪つ♪で♪も♪
ハッピーさあ!♪」









それを合図に
みんな楽しく踊りだす。







パーティーが
ズンドコと
始まってしまった。







「アハっ」








霊ってこんなに
明るいんだと、
里子は少し笑顔になり
見つめていた。








こんなにも
楽しい仲間がいるから
霊を止めたく
ないんだろうな…









大事な仲間と
一緒にいるには、

まずこの場所を
守らなければ
ならない。。。



だから
みんなでここを
守ってるって
言ってたんだ。







霊達にとって
如何にこの場所
この学校が大切なのか、

彼らの様子を見れば
分かることであった。








そう言えば
姉御って何だろう…?
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