霊務3
「里子と愉快な仲間達-13」





「ここの霊達の
元ボスのことだよ」








急に言う
オジサンに対し、
里子は、え?っと
聞き返す。








「いや、前はここ
レベル7の女の霊が
仕切ってたんだ。

だけど、
最近この霊達を
自立させる為
もう
ここにはいないけどね」








女性……かあ…



ここに居る霊達は
性別みんな
よく分かんないし
(多分全員男)
それより女性に学んだ方が
いいのでは…








「あの…女の霊って
男の霊より
レベル高くなる
ものですか?」









「いや、たまたまだよ。
女性の霊には低い者も
たくさんいる。

その女性の霊は特別で
天才童心と呼ばれ、
たった10年で
レベル7まで
上がったんだよ」









じゅ

じゅ

10年…?!








天才と呼ばれた人でも
10年かかるなら、
自分は一体どれくらい
かかってしまうの
だろうか??







だんだんと
気が滅入ってきた
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