霊務3
「バンド娘-19」
「ああ…担当の田中だ。
キサラ君か。
見たところ
担当場所を持たない
浮遊霊みたいだが…」
キサラのレベルは1。
そうなると当然
霊務をしていない
ただの浮遊霊と分かる。
「…そうだよ。
確かに浮遊霊を
選択したけど、
この子の話を聞いて
ちょっと興味が
湧いたよ」
興味が湧いたって
言われても…
担当者でもないから
指示するワケにも
いかない。
里子君も
おかしな霊に
捕まったもんだと
思っていた。
「分かった…
別の対策で里子君の
レベルを上げるから
君は心配しないで。
さあ、
行こうか里子君」
まだ何か焦りがある
オジサン。
早くレベルを上げたい
気持ちが、
見え見えである。
「はい…
…キサラ、またね」
素直について行く里子。
公園から出てくのを見て、
キサラは後を追いかけた。
「ちょっと待ってくれ。
アタシも里子の側で
霊務させてほしい!」
え?
突然の呼び掛けに、
2人は驚くように
振り返った
「ああ…担当の田中だ。
キサラ君か。
見たところ
担当場所を持たない
浮遊霊みたいだが…」
キサラのレベルは1。
そうなると当然
霊務をしていない
ただの浮遊霊と分かる。
「…そうだよ。
確かに浮遊霊を
選択したけど、
この子の話を聞いて
ちょっと興味が
湧いたよ」
興味が湧いたって
言われても…
担当者でもないから
指示するワケにも
いかない。
里子君も
おかしな霊に
捕まったもんだと
思っていた。
「分かった…
別の対策で里子君の
レベルを上げるから
君は心配しないで。
さあ、
行こうか里子君」
まだ何か焦りがある
オジサン。
早くレベルを上げたい
気持ちが、
見え見えである。
「はい…
…キサラ、またね」
素直について行く里子。
公園から出てくのを見て、
キサラは後を追いかけた。
「ちょっと待ってくれ。
アタシも里子の側で
霊務させてほしい!」
え?
突然の呼び掛けに、
2人は驚くように
振り返った