彼だけのお姫様♪
ゲーム……??
ゲームってテレビゲームとかのゲーム??
なにが関係あるの??
あたしって実はゲームの機械だったりして…??
いやいや!!そんなわけあるかー!!
「どういうことだよ?」
考えれば考えるほど混乱していくあたしに気づいたのか翔が話の先を促す。
「だーかーらー!!ゲームが始まったの!!で、そのゲームの内容が葵空ちゃんに通じるんだよ♪」
とすると…あたしはゲームの機械じゃないみたいだ…よかった!?
「ある人がね、何日か前に発表したんだよ。ゲームの内容。まぁ発表って言っても裏社会とかそっち系での話だから、ほとんど知らない人ばっかりだけどね…」
「…そっち系??」
「そ。ヤバイ人たち。まぁ俺もなんだけどね~」
じゃああたしってヤバイじゃん??命の危険とか??
「その内容は??」
「『何をしても、どんな方法でもいい。とにかく春田葵空を“お姫様”にすること』」