彼だけのお姫様♪
なんで??そう考えていると、光がさえぎられたんだって気づいた。
そこまでたどり着いたとき、唇に甘い感触が伝わった。
きっと、今翔にキスされてるんだなぁって思う。
いつもとは違う、甘いキス。
いつも甘いキスだけど、でもいつもより優しくしてくれてるのがわかる。
きっとあんなことがあった後だから、優しくしようとしてくれてるんだ。
あの男とはあんなにキスするのが怖かったのに、翔が相手だとずっとこのままがいいって思うのはなんでだろう??
あたしってばよっぽど翔のこと好きなんだね。
翔も同じことを考えてくれてるのか、いつもに増して長いキスだった。
いつまで続くんだろうって考えてたとき…
「はーい。甘々タイム終了~!!」
キスの終わりを告げる声が聞こえた。