彼だけのお姫様♪
しばらくすると、翔はあたしを昼間みたいにお姫様だっこして、あたしの部屋のベットに連れていった。




あたしをおろすと、自分もベットに寝転んであたしをまた抱きしめてくれた。




それから涼が帰ってくる気配がしたけどそんなの気にならないぐらい泣いて、一晩中泣いてた。




あたしが泣いてる間ずっと、翔はあたしの背中をなでててくれてた。





その手があたしの大好きな手だってわかって、とっても優しくてなんだか安心できた。




その日はずっと翔が隣にいてくれて、もしいなかったらもっとひどい有様になってた。




「ゆっくり寝ろ」



翔にそういわれて、あたしはゆっくり目を閉じた。




寝るのは怖かったけど、翔がいてくれたから……





安心して眠れた。
< 37 / 43 >

この作品をシェア

pagetop