チケットが運ぶ幸せ
「皆!声出す準備はできてるか!?
久しぶりの東京公演だぜ!!」
「「「イエーイ!」」」
「声出す準備はできてるか!?」
「「「イエーイ!!!!!」」」
「もっともっと!!
声だす準備はできてるか!?」
「「「イエーイ!!!!!!!!!!!!」」」
「よっしゃ!!
それじゃぁ、始めようぜ!!
せ~の!!」
薮くんの声とともに俺らはステージ上へと上がりこむ。
一気に頭をプライベートモードから仕事モードへ切り替える。
………Σ
見つけてしまった。
例の女………………………携帯を落とした女。
しかも、今回は友達と一緒みたいだ。
しかも、通路側。
な…なんと、打ち合わせで言われた、俺がゴンドラに乗ってソイツの近くに行くのだ。
いけない、いけない!!!
今は仕事モードに切り替えなければ!!
次は知念くんのソロだから…。
はぁ…この曲が終われば俺は裏の方へ行って衣装チャンジ!
その後はゴンドラに乗って…。
うわぁ~!!!!!
「龍太郎!?
大丈夫?」
裕翔くんがマイクに音が入らないように俺と通りすがりに訊いてきた。
「うん。
大丈夫」
「そっか。
もうすぐではけるからメインステージいくよっ!」
「う…うん」
どうしても、あいつが頭から離れない。
どうすればいいんだ…。
裕翔くんが言っていた通り、俺は恋を…?
いや。
そんなはずはない。
ジャニーズは20歳まで恋愛をしてはいけないんだから!!
久しぶりの東京公演だぜ!!」
「「「イエーイ!」」」
「声出す準備はできてるか!?」
「「「イエーイ!!!!!」」」
「もっともっと!!
声だす準備はできてるか!?」
「「「イエーイ!!!!!!!!!!!!」」」
「よっしゃ!!
それじゃぁ、始めようぜ!!
せ~の!!」
薮くんの声とともに俺らはステージ上へと上がりこむ。
一気に頭をプライベートモードから仕事モードへ切り替える。
………Σ
見つけてしまった。
例の女………………………携帯を落とした女。
しかも、今回は友達と一緒みたいだ。
しかも、通路側。
な…なんと、打ち合わせで言われた、俺がゴンドラに乗ってソイツの近くに行くのだ。
いけない、いけない!!!
今は仕事モードに切り替えなければ!!
次は知念くんのソロだから…。
はぁ…この曲が終われば俺は裏の方へ行って衣装チャンジ!
その後はゴンドラに乗って…。
うわぁ~!!!!!
「龍太郎!?
大丈夫?」
裕翔くんがマイクに音が入らないように俺と通りすがりに訊いてきた。
「うん。
大丈夫」
「そっか。
もうすぐではけるからメインステージいくよっ!」
「う…うん」
どうしても、あいつが頭から離れない。
どうすればいいんだ…。
裕翔くんが言っていた通り、俺は恋を…?
いや。
そんなはずはない。
ジャニーズは20歳まで恋愛をしてはいけないんだから!!