ツナマヨ・エビマヨ



次の日、仕事は急ピッチで終わらせ

私はアキとレイに誘われて

母校の近くにあるカフェに行った。




高校のころはあまりにも大人な店構えに

入る勇気がなくて素通りだったけど

社会人三ヶ月目で、ようやく入ることができた。




アキとレイは遅れて来ると言っていた。

先に来たものの、二人と合わせて

くればよかったと今更後悔している。





そこに、見覚えのあるシルエットが

私に近づいてきた。




「あ…小泉くん」

「よっ、五十嵐!

お前もアキとレイに呼び出されたのか?」




ようやく二人の意図が分かった。

まったくお節介にもほどがある。






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