ツナマヨ・エビマヨ
ユズトくんは
私の頭に手を置いたまま話しを続けた。
「小泉は、何でも一人で片付けようとして
こんがらかっちゃったんだな。
自分の中で色んな葛藤があって
そのせいで、ユマちゃんに
手をあげてしまった。
本当はそんなつもりなかったんだ。
だけど、気まず過ぎて連絡できなくて
さらに事態が悪化しちゃったって…
居酒屋で飲みながら大泣きされたよ」
苦笑して、ユズトくんは私を
ぎゅうってした。
「ま、俺は何があってもアキに話すけど」
「う…。
でも、今の話しずっと内緒だったよ?」
いいとこ突いた、と自己満足していたら
「ばーか。
アカネちゃんのプライバシーもあるだろ?
まぁ、話しておくべきだったかも。
アキ泣かせるなんて予定外…」
「ほんとだよ…もぅ!
私がどれだけ心配したと思うの!」
「ごめん。でも、
俺の一番はアキだからな!」
「…うんっ」
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