ツナマヨ・エビマヨ
結局、ユマと小泉くんは
ちゃんと仲直りした。
ユマはしっかり小泉くんを調教したって
めちゃめちゃ嬉しそうに電話を寄越した。
ま、まぁ
どんな調教かは聞かないでおこう…。
みんなでスイカとメロンと
水羊羹を食べながら、
赤ちゃんの話題で盛り上がった。
ユマの新しい家族は、
可愛い男の子で
シュンくんと名付けられた。
アカネちゃんは、
旦那さんときちんと話し合った。
その席にはレイも同席して、
レイいわく、二人は何とかなりそうだって。
みんなで集まるこの時間が、
とても幸せって思えるよ…。
みんなが帰って、
家族四人でお布団にごろんってした。
私、ツナ、エマ、ユズトくんの順番で。
ツナとエマが寝てしまってから
その寝顔を二人で眺める。
「なんか…夢の中にいるみたい」
「あの嵐のような日々から、
一気に快晴になったからな」
苦笑まじりで、ユズトくんが言う。
そうだね、って笑う。
「アキ?」
「ん?」
「…もう一人つくる〜?」
「えぇっ…い、今はいい!」
面と向かって言われると
恥ずかしいよー…
真っ赤なほっぺに、
ユズトくんの優しいキス。
「うーそー。俺、眠い」
「馬鹿…。私も、眠い」
四人で眠りにつく。
本当に本当に、幸せ…。
大好きな人たちに囲まれて
私は本当に幸せ者だね。
みんな、大好きー!
続:ツナマヨ・エビマヨ【完】