ツナマヨ・エビマヨ
机の電話が鳴る。
イヤホンに接続して、
耳にセットしたイヤホンマイクから
女の人の声が聞こえてきた。
「はい、大同生命です。
保険の確認ですか?」
電話の相手は25歳、女。
少し酔っているのか
声が甘ったるくて
お昼ご飯をリバースしちゃいたくなる。
『あんたぁ、誰』
「失礼しました、私は大同生命の五十嵐です。
本日は保険の確認でよろしいですか?」
『そんなの、どうだっていいわよ』
何言ってんの、この人。
まじで酔ってるの?
なんて思いつつ、
「では…」
別の用件かと思って口に出したが
それも
『んーなぁことは、どうだっていいのよ!!』
と跳ね返されてしまった。