ツナマヨ・エビマヨ
罪悪感を抱きながら
恋愛なんてしたくない。
恋愛をするなら
女の友情をとりたい!
忘れよう、
この気持ちを。
忘れなきゃ。
気持ちにふたをすることを決めたあとで
あの時ユズトくんが泣いていた理由を知った。
四つ上の、ずっとずっと好きだった
幼なじみねお姉さんに気持ちを伝えて
あっさりと振られてしまったらしい。
ファンクラブは争奪戦みたいになって
しばらく学年中がごたごたしていた。
みんな呆れていたし、
ユズトくんの気持ちを考えると
すごく心配になった。
でも、それに私は目をつぶった。