僕はいつでもキミの傍に
バタンと閉められた扉を見つめたまま、足から力が抜けて行く。
ヘタっと床に座り込み、カタカタと体を震わせる。
彼の消えた扉から目を離せないまま、ポトポトと涙が頬を伝い落ちた。
……どうしよう。
……どうしよう。
……どうしよう。
頭の中に繰り返しその言葉が浮かび続ける。
……どうしよう。
……どうしよう。
……どうしよう。
幾度もその言葉を繰り返しながら、手にした白いハンカチをギュッと握りしめた。