僕はいつでもキミの傍に

「やっぱり私には出来ない!この人は何も悪い事なんてしていない!!それなのに……殺すなんて……やっぱり出来ない!!」

彼女はそう叫ぶと俺に覆いかぶさり、カタカタと体を震わせた。

その彼女の震えを感じたまま、次第に猛烈な寒気を感じる。

視界が揺らぎ、周りの音が歪んで聞こえた。
< 172 / 289 >

この作品をシェア

pagetop