旅立ちの詞(うた)
もぅ、私の意志とはとは別に
涙が溢れて止まらなくなっていた。

バスは時が止まったかのように、バス亭にはまだ来ない。

そして
私が泣き止んだ頃
バスが来た。


裕はうつむく私を心配そうに見ながら
バスに向かって歩いた。

そしてバスの入り口に入ろうとした瞬間。私は最後の最後に言いたかった言葉を叫んだ。
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