ぱぱとままの物語


人じゃあ~ん・・・

これじゃ、ゴミステーションには
持っていったらいかんよね・・・さすがに(笑い)。

しかも、そのごみじゃなかった人間さんは
あたしの手をにぎって
離してくれないっていう・・・

「え・・・と、どうしよぅ・・・」

あたしは寝ているその人に
向かって話しかけてみるけど
予想通り返事はない・・・


しばらく手をにぎられたまま
その場に座っていると、、

「・・・ゆぅ、、くぅ・・・」

かすかに聞き取れるくらいの
小さな小さな声で
寝言をその人はつぶやいた。





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