狂おしいほどに、恋の戯曲を



「あ、あのぅ……。」


「ん?」


 おいしそうにご飯を食べる春日さんに、
もごもごと呼びかける。

(や、やっぱ聞かないほうがいいかな…。)


「いや、なんでもないです。」


「え。」


「え。」



箸を止めて、私を見る。

そんな春日さんを、私も見る。



「……………」


「……………」



バッと音が出そうな勢いで下を見た。

(た、堪えられないよっ・・・!)



なんといっても、相手はドのつくイケメンなのだ。


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