狂おしいほどに、恋の戯曲を
「あ、タクの女?」
「え!!!!!?ち、ちがいますよ!!!!!!!!」
ありもしない私の夢物語を言葉にされ、思わず赤面した。
そんな私にククッと笑い、
「じゃーあんた何?」と、また尋ねるのだった。
悪い人では無さそう…だけど、
私にとっても目の前の人物は不審者でしかない。
「わ、私は…春日さんに居候させてもらってる者ですっっ。」
「居候?同居じゃねーの?」
「ちっ、ちがいますっ!」
そう否定すると、また笑われた。
そして、あなたは誰なのっ!?
と質問する前に、目の前のイケメンはリビングへと足を運んでいた。
「ちょっ」
「何?」
「何じゃないです!誰なんですか!!」
「俺はねー、タクの親友ってやつかな!」
ニヒヒと笑う俺。
あ、あやしいっっっ!!!