教授との融点
「結奈?ちょっとこっち来いよ」


「ん?」


ベッド脇に座ると、圭吾はさっき着たばかりのルームウェアをゆっくりと脱がせる。


「フフッ…。朝から?」


「うん。結奈が欲しい」


軋むベッドの上で重なる2人の体。


飛びそうになる意識を戻そうと、あたしは何度もきつくシーツをわしづかんで。


圭吾はあたしの中で終わる。


今日も愛されたんだ、って、あたしは満たされる。


その繰り返される毎日が愛しくてたまらない。
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