教授との融点
これがあたしと圭吾の朝。


準備を済ませてアパートを出るのも一緒。


並んで歩くと朝の空気が気持ちよくて、隣を歩く圭吾のボディーソープの香りが心地よくで、あたしはまだ肌に残ってる圭吾のぬくもりが消えずに大学の門をくぐる。


圭吾は教室へ、あたしは研究生だから教授のお手伝いのため、この時間からは別々なのが淋しいけど、帰ればまたお腹を空かせた圭吾が待っててくれる。


それだけで今日1日頑張れるんだ。
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