教授との融点
「短いの、似合うよ。ざっくり切ったから、明日朝イチでまず美容院行け。それから引っ越しな。ビール、飲む?」


「あの…何から何まで…。どうして教授…?」


「何から何までほっとけないさ。ホラ、ビール」


プルタブを開けて渡されたビールは、昨日と違う味がした。


喉に心地よく、空きっ腹じゃない胃に程よくおさまる。
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