教授との融点
「ねぇ、教授?」


「何だよ、結奈?」


「飛びましたね、ヒナ」


「あぁ、オレ達も飛んださ」


「そうですね。あたし、論文書こうかな」


「何について?」


「“教授との融点”」


「結奈さ、そーゆー事はベッドの上で言ってくれる?」


静かに目をつむると、教授の唇があたしの耳をくすぐった。


甘く囁かれる言葉に身を任せる。


ねぇ。


ホントの愛は、確かめ合うモノじゃなく、融け合うモノ。


好きも愛してるも。


融けていく。


融けて、いく………





2011,5,10 fin
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