キミと一緒の一ヶ月間。
『今でも、夏美の事が頭から離れないときがある。でも、これからは裕美の事を大切にしていきたいと思ってるんだ。だから、ごめん。それと、こんなに俺を本気にさせてくれたのは夏美のおかげだから。こんな俺を好きになってくれてありがとう。』


『うん…』



『夏美も…゛うん゛だけじゃなくて、なんか…しゃべって?』


『ありがとう、ありがとう、ありがとう…!』


必死に答えた。



涙をこらえながら。



そうして、みんなとの旅行も終わり、引っ越しの準備が着々と進んだ。
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