キミと一緒の一ヶ月間。
沈黙が続きながらアタシ達は、二人でいつも歩く道を行く。




『ねぇ。』


『ん?』



『裕美ちゃん……陸上部だっけ。』




『ん、そうだよ。カッケーよな。ちなみに、俺は?』


『テニス部でしょ。テニスだって、カッコよさは負けてないよ。』



『そっか。サンキュー。彼氏よりも彼女の方がカッコよかったら、なんか………な。』



『ふふっ!そんな気にしなくても大丈夫だって。』


アタシは、笑ってごまかしたけど、心の中では、とても辛かった。


“彼氏”、“彼女”は、やっぱ心に刺さる。
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