キミと一緒の一ヶ月間。
裕美ちゃんだった。




『夏美ちゃん、ちょっといい?』




何だろう。





話をずっと聞いていると、アタシは、あまりに衝撃的で、目を見開いた。




『なんで!?アタシ無理だよ!』



『夏美ちゃんなら大丈夫だよ。』



なんと、陸上部の誘いだった。




『いやいやいやいや。無理だってば!アタシ陸上系ニガテなのに!』



『だって、大会に出るのに、部員が一人足りないの!』


『だったら……隆志にしたら……?』



アタシは自分でも、びっくりするような事を口にした。
< 9 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop