意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
「お母さん、原因分かった?」
「私は分かったと思うわ」
「ほんとに? じゃあ、教えて?」
「そうね…、教えるのは簡単だけど、メグが自分で気付いた方がいいと思うわ」
「そんな…、お母さんの意地悪」
「別に意地悪してるんじゃないのよ。そうね…病名を教えてあげる」
「うん。なんか緊張するな…」
「ずばり、恋の病(やまい)よ」
「コイの病? コイって?」
「英語で言えばラブよ」
「ラブ…? え? 恋?」
「そうよ。間違いないと思うわ。問題は、その相手が誰かという事なの」
「恋の相手? つまり、私が好きな人って事?」
「そうよ」
「それはやっぱり、裕樹先輩よ」
「私は分かったと思うわ」
「ほんとに? じゃあ、教えて?」
「そうね…、教えるのは簡単だけど、メグが自分で気付いた方がいいと思うわ」
「そんな…、お母さんの意地悪」
「別に意地悪してるんじゃないのよ。そうね…病名を教えてあげる」
「うん。なんか緊張するな…」
「ずばり、恋の病(やまい)よ」
「コイの病? コイって?」
「英語で言えばラブよ」
「ラブ…? え? 恋?」
「そうよ。間違いないと思うわ。問題は、その相手が誰かという事なの」
「恋の相手? つまり、私が好きな人って事?」
「そうよ」
「それはやっぱり、裕樹先輩よ」