意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
告白
週が明けて月曜日。

加奈ちゃんと水嶋先輩に告白する決心はしたものの、いざとなるとなかなか言い出せずにいた。

昼休み。お弁当を食べ終えて、どう切り出そうか考えていたら、加奈ちゃんの方から話し掛けてくれた。

「メグちゃん、私に言いたい事あるんじゃない?」

「え? 分かっちゃった?」

「うん。今朝からメグちゃん、おかしいもん。私の方をチラ見してモジモジなんかしてさ」

「そっか。実はさ…」

「うんうん」

加奈ちゃんに大きな目で見つめられ、思わず私は俯いた。

「水嶋先輩の事なんだけど…」

「うん」

「それが、その…」

ああ、言いにくいよ…

「好きなんでしょ?」
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