意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
「どうしてですか?」
「あいつは美緒から離れられないんだ」
「どうしてなんですか? 浅田先輩は昨日まで先輩の彼女だったじゃないですか。なのに、なぜ…?」
「その言い方だと、君もあの二人の事をある程度は知ってるみたいだね?」
「昨日、見ちゃったんです。部室で抱き合ってるところを…」
「そうか。やっぱりな」
「やっぱり、なんですか?」
「うん。二人は幼馴染みなんだそうだ。美緒は小さい頃から我が儘で、無鉄砲で、遼はいつも美緒を庇っていたらしい」
「二人は愛し合ってるんですか?」
「それは分からない。あいつらの心理は俺にもよく分からないんだ。
美緒は恋多き女ってやつで、いつも誰かと恋をしてる。遼以外の男と。
そしてその恋が終わると遼に戻って、その内また違う男に恋をして遼から離れて行く」
「あいつは美緒から離れられないんだ」
「どうしてなんですか? 浅田先輩は昨日まで先輩の彼女だったじゃないですか。なのに、なぜ…?」
「その言い方だと、君もあの二人の事をある程度は知ってるみたいだね?」
「昨日、見ちゃったんです。部室で抱き合ってるところを…」
「そうか。やっぱりな」
「やっぱり、なんですか?」
「うん。二人は幼馴染みなんだそうだ。美緒は小さい頃から我が儘で、無鉄砲で、遼はいつも美緒を庇っていたらしい」
「二人は愛し合ってるんですか?」
「それは分からない。あいつらの心理は俺にもよく分からないんだ。
美緒は恋多き女ってやつで、いつも誰かと恋をしてる。遼以外の男と。
そしてその恋が終わると遼に戻って、その内また違う男に恋をして遼から離れて行く」