意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
あふれる想い
次の日、私は学校を休んだ。

午後から熱も下がり、明日は学校へ行けそうなので、ベッドの上で英語の予習をしていた。

トントン

部屋のドアをノックする音がした。

お母さんにしては音が強すぎるから、たぶんお兄ちゃんだろう。

『どうぞ』と言って目を向けると、ドアを開けたのは、なんと水嶋先輩だった!

「よお」

「え? おか、母はいなかったですか?」

「いたよ。挨拶したら、『どうぞ』って通してくれたよ」

もう、お母さんったら。言ってくれれば着替えたり出来たのに…

「きゃっ」

考えてみたら、私が着てるのは薄いピンクのキャミ一枚でノーブラだった。
ちなみに下はパンツだけ。要するに下着姿だった。
< 133 / 187 >

この作品をシェア

pagetop