意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
先輩からもらったアイスクリームを一口食べてみた。
イチゴの香りとバニラの甘みが口の中に広がって行く。ああ、美味しいなあ…
「おまえはほんと、幸せそうな顔するのな?」
「そ、そうですか?」
どんな顔なのかな。
「美味いか?」
「はい! ありがとうございます」
「そっか」
先輩はプシュッとプルリングを開けて、ブラックのコーヒーをゴクリと飲んだ。
「苦くないんですか?」
「コレか? 苦いぞ」
「美味しいんですか?」
「まあな。美味くなきゃ、飲まねえよ」
「苦いのに?」
「ああ。ビールも苦くて美味いぞ」
「先輩はお酒飲むんですか?」
「たまにな」
「苦いのに美味しいって、分からないな…」
「おまえもその内、分かるんじゃねえか?」
「そうかなあ」
「ところでさ」
「はい?」
イチゴの香りとバニラの甘みが口の中に広がって行く。ああ、美味しいなあ…
「おまえはほんと、幸せそうな顔するのな?」
「そ、そうですか?」
どんな顔なのかな。
「美味いか?」
「はい! ありがとうございます」
「そっか」
先輩はプシュッとプルリングを開けて、ブラックのコーヒーをゴクリと飲んだ。
「苦くないんですか?」
「コレか? 苦いぞ」
「美味しいんですか?」
「まあな。美味くなきゃ、飲まねえよ」
「苦いのに?」
「ああ。ビールも苦くて美味いぞ」
「先輩はお酒飲むんですか?」
「たまにな」
「苦いのに美味しいって、分からないな…」
「おまえもその内、分かるんじゃねえか?」
「そうかなあ」
「ところでさ」
「はい?」