意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
「次の日? 後ろから…?」

あの時の私の格好は、今思い出しても恥ずかしいもので、キャミとパンツだけ。しかもノーブラだったんだよね…

え? ノーブラ?

「もしかして、胸?」

「正解」

「もう…先輩のエッチ! どスケベ! 変態!」

「そんなに怒るなよ」

私は先輩の手を振りほどき、早足で歩き出した。

でも、すぐ先輩に追い付かれて、肩を掴まれた。

「触らないでください!」

「怒るなって。俺としては誉めたつもりなんだぜ」

「先輩は…きょ、巨乳が好きなんですか?」

「まあな。デカ過ぎても困るけどな」

「加奈ちゃんは大きいですよ」

「服部かあ……そうだな」
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