意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
裕樹先輩となら、私が横に並んでもおかしくないと思う。
例えば手を繋いで歩いたりしたら、どんな感じかな…
そんな妄想をしながら歩いていたら、ゴツンとオデコが何かに当たった。
「きゃっ。痛い…」
顔を上げると、水嶋先輩が私を見下ろしていた。
「おい、ちゃんと前向いて歩け」
「すみません…」
つい、はずみで謝っちゃったけど、道の真ん中で立ち止まってた先輩も悪いと思う。
それに、仮にも女の子が痛いって言ってるんだから、『大丈夫か?』ぐらい言ってくれてもいいんじゃない!?
例えば手を繋いで歩いたりしたら、どんな感じかな…
そんな妄想をしながら歩いていたら、ゴツンとオデコが何かに当たった。
「きゃっ。痛い…」
顔を上げると、水嶋先輩が私を見下ろしていた。
「おい、ちゃんと前向いて歩け」
「すみません…」
つい、はずみで謝っちゃったけど、道の真ん中で立ち止まってた先輩も悪いと思う。
それに、仮にも女の子が痛いって言ってるんだから、『大丈夫か?』ぐらい言ってくれてもいいんじゃない!?