意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
「ただいま…」

「あら、メグ、お帰りなさい。これからご飯だから、急いで着替えちゃって?」

「は〜い」

エプロン姿のお母さんが出迎えてくれた。

急いで着替えて食卓に着き、お母さんとお兄ちゃんと3人で晩御飯。

お父さんはいつも帰りが遅いので、いつもこの3人で晩御飯を食べている。

「メグ、部活すると帰りはこのぐらいの時間?」

「うん、そうなっちゃう」

高校は家から少し遠くて、電車に乗ったりするので、同じく部活していたとは言え、中学の時よりかなり帰りが遅くなる。

「ご飯は先に食べてていいよ」

私はお兄ちゃんをチラッと見て言った。
< 19 / 187 >

この作品をシェア

pagetop