意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
練習が終わって体育館の床のモップがけをしていたら、加奈ちゃんから声を掛けられた。
「メグちゃん、浅田先輩から言われたんだけど、みんなが帰った後、ここに残れってさ」
「そうなんだ…。じゃあ私は先に帰るね」
「何言ってんのよ。メグちゃんもだよ」
「え、そうなの? なんで?」
「さあ、なんでかな?」
「私達、なんか怒られるような事したっけ?」
「さあ、してないと思うよ。考えても分からない事は考えない事だよ、メグちゃん」
そう言って加奈ちゃんは私の肩をポンポンと叩いた。
加奈ちゃんって、さっぱりして男の子みたいな性格なんだな…
「メグちゃん、浅田先輩から言われたんだけど、みんなが帰った後、ここに残れってさ」
「そうなんだ…。じゃあ私は先に帰るね」
「何言ってんのよ。メグちゃんもだよ」
「え、そうなの? なんで?」
「さあ、なんでかな?」
「私達、なんか怒られるような事したっけ?」
「さあ、してないと思うよ。考えても分からない事は考えない事だよ、メグちゃん」
そう言って加奈ちゃんは私の肩をポンポンと叩いた。
加奈ちゃんって、さっぱりして男の子みたいな性格なんだな…