意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
驚きの展開
試合後、私と加奈ちゃんは次の試合以降もベンチに入る事が発表され、普段の練習もレギュラーメンバーと一緒にやるように言われた。
他の一年生に悪いので、あからさまには喜べなかったけど、加奈ちゃんと手を取って小さな声で「良かったね」と言い合った。
「美緒。今日はこれで解散だろ?」
裕樹先輩が浅田先輩に話し掛けていた。
「そうよ」
「じゃあ、竹中さんと服部さんのお祝いをしようよ? 俺が奢るからさ」
「そうね…。どうする? 何か用事とかある?」
浅田先輩に聞かれたので、私も加奈ちゃんも『大丈夫です』と答えた。
「遼も行くだろ?」
「いや、俺はいいよ」
「どうせ用事なんてないんでしょ? 付き合いなさいよ」
「分かったよ」
水嶋先輩は浅田先輩から言われて、渋々という感じだった。
私が加奈ちゃんの耳元で「王子も一緒で良かったね?」と言うと、加奈ちゃんは頬を赤らめていた。
他の一年生に悪いので、あからさまには喜べなかったけど、加奈ちゃんと手を取って小さな声で「良かったね」と言い合った。
「美緒。今日はこれで解散だろ?」
裕樹先輩が浅田先輩に話し掛けていた。
「そうよ」
「じゃあ、竹中さんと服部さんのお祝いをしようよ? 俺が奢るからさ」
「そうね…。どうする? 何か用事とかある?」
浅田先輩に聞かれたので、私も加奈ちゃんも『大丈夫です』と答えた。
「遼も行くだろ?」
「いや、俺はいいよ」
「どうせ用事なんてないんでしょ? 付き合いなさいよ」
「分かったよ」
水嶋先輩は浅田先輩から言われて、渋々という感じだった。
私が加奈ちゃんの耳元で「王子も一緒で良かったね?」と言うと、加奈ちゃんは頬を赤らめていた。