意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
「先輩。なんか私、聞き間違えたみたいなので、もう一回言ってくれませんか?」
「聞き違いじゃねえよ。何度も言えるか」
先輩は視線を逸らしたまま、頬まで赤くなっていた。
聞き違いじゃないとすると、私は水嶋先輩から『可愛い』って言われたんだよね?
男の人からそんな事言われたの、初めて…
私は自分の頬が、と言うより首から上全部が、急激に熱くなるのを感じた。
「要するに、おまえと裕樹は相思相愛って事だ。良かったな?」
微笑みの貴公子と私が、相思相愛?
そんな事、有り得ない…
「顔、真っ赤だぞ。そんなに嬉しいか?」
嬉しい?
私は嬉しいの?
分からない。何がなんだか分からない。
ただひとつはっきりしてるのは、水嶋先輩の顔を見られず、話す事も出来ないという事だった。恥ずかしくて。
「聞き違いじゃねえよ。何度も言えるか」
先輩は視線を逸らしたまま、頬まで赤くなっていた。
聞き違いじゃないとすると、私は水嶋先輩から『可愛い』って言われたんだよね?
男の人からそんな事言われたの、初めて…
私は自分の頬が、と言うより首から上全部が、急激に熱くなるのを感じた。
「要するに、おまえと裕樹は相思相愛って事だ。良かったな?」
微笑みの貴公子と私が、相思相愛?
そんな事、有り得ない…
「顔、真っ赤だぞ。そんなに嬉しいか?」
嬉しい?
私は嬉しいの?
分からない。何がなんだか分からない。
ただひとつはっきりしてるのは、水嶋先輩の顔を見られず、話す事も出来ないという事だった。恥ずかしくて。