意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
恋の病
その後、私はどうやって家に帰ったのか覚えていない。
部屋でボーッとした後、お風呂に入り、今はいつものようにお母さんとお兄ちゃんと3人で晩ご飯を食べている。
お兄ちゃんはしきりに今日の練習試合の事を聞いてきたみたいだけど、私は上の空で返事をしていた。
「メグ、かなり疲れてるみたいだな。今日は早く寝ろよ」
そう言ってお兄ちゃんは自分の部屋に戻って行った。
私はお箸を持ったまま、『ハアー』とため息をついた。
「メグ、無理して食べなくてもいいのよ」
「え?」
お母さんから言われて、私はまだご飯を半分も食べてない事に気付いた。
「ごめんなさい。なんだか食欲がなくて…」
私はお箸を置き、頬杖して、またため息をついていた。
不意にお母さんが私のオデコに手を当てた。
「熱はないみたいね」
「え?」
部屋でボーッとした後、お風呂に入り、今はいつものようにお母さんとお兄ちゃんと3人で晩ご飯を食べている。
お兄ちゃんはしきりに今日の練習試合の事を聞いてきたみたいだけど、私は上の空で返事をしていた。
「メグ、かなり疲れてるみたいだな。今日は早く寝ろよ」
そう言ってお兄ちゃんは自分の部屋に戻って行った。
私はお箸を持ったまま、『ハアー』とため息をついた。
「メグ、無理して食べなくてもいいのよ」
「え?」
お母さんから言われて、私はまだご飯を半分も食べてない事に気付いた。
「ごめんなさい。なんだか食欲がなくて…」
私はお箸を置き、頬杖して、またため息をついていた。
不意にお母さんが私のオデコに手を当てた。
「熱はないみたいね」
「え?」