意地悪な先輩〜バレー部の二人の王子〜
「ど、どうして?」
「このところ多いんでしょ? 水嶋君と帰る事が」
私は昔からお母さんには何でも話す方だった。だから、部活の後に水嶋先輩と練習をして、一緒に帰った事をお母さんには話していた。
心臓がうるさくて、何だか息もしずらくなって、苦しい。
顔はますます熱くなり、ハアハアと粗い呼吸を繰り返していた。
「ちょっとメグ、落ち着きなさい。そんなに息したら、過呼吸になっちゃうわよ」
「だ、だって、胸が苦しいんだもん…」
お母さんが私の隣に来て、私の頭を抱き寄せてくれた。
「これは重傷だわね…」
私の頭を撫でながら、お母さんはそう言った。
「私、心臓が悪かったの? それとも、肺病?」
「このところ多いんでしょ? 水嶋君と帰る事が」
私は昔からお母さんには何でも話す方だった。だから、部活の後に水嶋先輩と練習をして、一緒に帰った事をお母さんには話していた。
心臓がうるさくて、何だか息もしずらくなって、苦しい。
顔はますます熱くなり、ハアハアと粗い呼吸を繰り返していた。
「ちょっとメグ、落ち着きなさい。そんなに息したら、過呼吸になっちゃうわよ」
「だ、だって、胸が苦しいんだもん…」
お母さんが私の隣に来て、私の頭を抱き寄せてくれた。
「これは重傷だわね…」
私の頭を撫でながら、お母さんはそう言った。
「私、心臓が悪かったの? それとも、肺病?」