運命
人は恋をする。

でもそれは盲目だと何かに書いてあったけど、私はそうは思わない。

これまでホントに色んな経験をしてきたように思う。

もちろん、裏切りや嘘もされたしつかれた。

17歳の高校2年の冬。同じ中学だった同級生と何故か連絡をとる仲になっていた。そんなある日、私は自分の気持ちの変化に気づいたんだ。
好きかも・・・・・
今までそんな感情なんてまったくなかったし、ましてや全然タイプじゃないのに何故だろ？

恋とは不思議なもので何日か後に告白され、付き合う事になった。

しばらくは外で会う毎日で、近所の人の噂の的になる毎日・・・・・

噂になっても仕方なかった。会う場所が外しか無かったから。それでも、待ち合わせの場所から遠くに見える姿を発見すると嬉しくて仕方なかったんだ。

そんな外で会う日が続いて何ヵ月か経ったある日、
｢家に来て｣
との誘い。本当に嬉しかった。

緊張しながら家に行く日。
原ﾁｬﾘで迎えに来てくれた。原ﾁｬﾘに二人乗りして彼の家に行き、初めて見る彼の部屋。

ひいた・・・・・・

天井に貼られた、あゆのポスター・・・・

｢何これ・・・ダサ｣
< 2 / 3 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop