《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
「どうして、逃げるの。」
その子は、今にでも泣きそうな声で言った。
「しゃっ、喋った!!!」
美陽も、もう少し言葉を考えなきゃ。
――本当に怖いよ。逃げたいよ~~。――
「ひどい!!もう何年もここにさまよっているのに・・・」
「えっ???」
なんだか、かわいそうな気がした。
その子はきっと・・・友達が欲しいっと思っているはず。
でも、態度で示すことは出来なかった。
お互いに無言のまま5分ぐらいいたら、
「美陽。」
「あっ。いた!!」
――良かった。――
友達が来たので、そのままついていった。
そして何とか、工場から脱出することは出来た。
でも、あれから、ずっとあの子のことを考えていた。
――友達になるべきなのか――
そうしている間に、夏休みが過ぎっていった。
その子は、今にでも泣きそうな声で言った。
「しゃっ、喋った!!!」
美陽も、もう少し言葉を考えなきゃ。
――本当に怖いよ。逃げたいよ~~。――
「ひどい!!もう何年もここにさまよっているのに・・・」
「えっ???」
なんだか、かわいそうな気がした。
その子はきっと・・・友達が欲しいっと思っているはず。
でも、態度で示すことは出来なかった。
お互いに無言のまま5分ぐらいいたら、
「美陽。」
「あっ。いた!!」
――良かった。――
友達が来たので、そのままついていった。
そして何とか、工場から脱出することは出来た。
でも、あれから、ずっとあの子のことを考えていた。
――友達になるべきなのか――
そうしている間に、夏休みが過ぎっていった。