《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
「あっ、そうだね・・・でも、日没後は??」

 日没後は、昼間の工場並みに暗いよ。

 当たり前だけど。


「まぁ、そこは私に任せて。」

 そこは、トモコの超能力で?

 まぁ、いいか。

「じゃあ、トモコに任せるね。」
「いいよ。」

「ただし、今日だけ、美陽と一緒に帰るからね。」

 そうか、家の場所知らないよね。

「分かった!!」

「ここで待ち伏せしているよ。帰る前に、一度立ち寄ってよ。」
「分かった。」

「じゃあ、またあとで。」
「うん。」

 これで、気が楽になった。

 安心して、授業が受けられるよ。


 でも、美陽の思いが通じるなんて、トモコはすごいと思った。


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