《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
「ねぇ、美陽!!幽霊の男の子と付き合っているって、本当??」

「・・・・・・今から言うこと信じる?」
「もちろん!!親友だもん。」

 優稀は、美陽の肩を軽く叩いた。


「幽霊の女の子と仲良くしているの!!」
「えっ?????」

 優稀の目が丸くなった。そのまま動かなくなった。

「優稀??」

「あっ!!大丈夫だよ。ごめん。塾があるからこの辺で。じゃあね。」

「バイバイ・・・」

 本当なら、もっと話すのに。

 おかしいな。



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