《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
第三章 憂鬱との戦い
 あれから一ヶ月。いよいよ、受験の嵐が吹き荒れる季節に突入した。


 その頃美陽は、

「あぁ~~。もう、やる気が出ないよぉ~~。」

 受験のプレッシャーに押され、やる気ダウンしていた。


 その頃、いじめは落ち着いてきた。

 でも、あの三人はまだやってるよ。

 教室は、ピリピリとした空気が漂った。

 皆、受験のほうに意識が回っている。

 
 それで、十一月の終わりに一足早く成績が出た。

 良川の推薦入試は、だいぶいける成績だ。


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