《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
 その後、家にいるお父さんに電話した。

 
 プルルル~~♪


「もしもし。」
「もしもし、お父さん。」

「美陽か。どうだった。」
「合格したよ!!」

「良かった。図書館で勉強した成果が出たか。」
「うん!!」

――なんかあっさりしてない??――

「じゃあね。」
「学校に報告するのを忘れるなよ。」
「分かっているよ。」

 
 プツリ~♪


「お父さん、あまり喜んでいなかった。」
「そうだよね。」

「美陽。早く学校に行こうよ。」
「そうだね。」


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