《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
「はい。」

 なんとなく、言いたいことは伝わった。

「そうそう、はやく三の一に行かないとね!!」
「はい。」

 すぐに、三の一に向かって走った。

 なぜなら、進路の先生に報告しなきゃいけないからね。


「こんにちは。」
「こんにちは。」

「推薦どうでしたか。」
「合格しました。」

「和泉さんは合格ね。おめでとう。」
「ありがとうございます。」

 
 あのあとは疲れきって、もうだめだった。

 家に帰ったら、即、寝転がった。

 
 あっ、トモコにお礼言うのを忘れてた。


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