《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–

壱 夢だけど現実!?

「トモコ、どういうこと?」
「本当は、自殺したいと思っているでしょう。」

「なんで、分かったの。」
「密かに学校に行ったけど、辛そうだった。」

 すごいっと思った。

「だから、私が死なせてあげる。」
「本当???」
「楽に。」

 やっと楽に死ねる方法が見つかった。

 ひと安心だ。


「その前に、美陽に話さなければ、ならないことがある。」

――どういうこと??――

 かなり謎だ。

「だから、美陽のお父さんが帰ってくるまで、待ってて。」

 お父さんと関係があるの?!

 えっ???????

 どういうこと!!!!!

  
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