《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
第五章 事実
夜の七時頃。
「ただいま。」
お父さんが帰ってきた。
「美陽は、塾だっけ。」
のん気なことを言っている。
その時、お父さんの体に寒気が走った。
後ろを振り返ると、
「美陽、こんなところに。あれ??もしかして、柚木(ゆのき)・・・美陽!!」
「トモコ、どういうこと?」
「私の本当の名前は、柚木美陽。ここからは、この映像を見て。」
トモコ、いや、美陽(一応トモコにする)が部屋の壁にむかって指差した。
すると、見事に映像が映った。
「すごい。」
お父さんと、美陽の声がはもった。
「ただいま。」
お父さんが帰ってきた。
「美陽は、塾だっけ。」
のん気なことを言っている。
その時、お父さんの体に寒気が走った。
後ろを振り返ると、
「美陽、こんなところに。あれ??もしかして、柚木(ゆのき)・・・美陽!!」
「トモコ、どういうこと?」
「私の本当の名前は、柚木美陽。ここからは、この映像を見て。」
トモコ、いや、美陽(一応トモコにする)が部屋の壁にむかって指差した。
すると、見事に映像が映った。
「すごい。」
お父さんと、美陽の声がはもった。